大学受験、通信教育と塾で迷ったら

通信教育と塾の違い
通信教育に向くタイプ
塾に向くタイプ

通信教育と塾の違い

通信教育と塾の、一番大きい違いは、デジタルかリアルかというところです。通信教育というと、資格で言うとユーキャンみたいなのが有名ですが、申し込むとテキストやら問題集やら添削用紙やら、紙類がどっさり送られてきて、それを見たり書き込んだりして進めていくことを想像してしまいがちです。しかし、通信教育はデジタル化が進んでおり、特に高校生というデジタルネイティブに対する大学受験通信教育は、とりわけその傾向が顕著です。塾だと、だいたいが紙教材ですよね。
そして、これは紙の時代でもデジタルの場合でも同じですが、通信教育は自主性が求められるということです。自分でテキストを読んで、自分で選んだ授業を受けて、自分で問題を解いて、自分で学習計画を立てなければいけません。塾に行けば、塾という空間で強制的に読ませられたり、問題を解かせられたりします。先生が計画を立ててくれてそれに従っていれば自然と学習が進むのでこれは大きな違いです。ただし一部の大学受験通信教育には、学習計画を支援してもらえるサービスもあります。

こうした違いを踏まえて、お子さんが通信教育に向くのか、塾に向くのかを考えていきましょう。

通信教育に向くタイプ

では、通信教育に向くタイプ、あるいは塾に向くタイプとは、具体的にどのようなタイプを言うのでしょうか。私のまわりであった、2人のお子さんの事例をご紹介します。

A子さんの場合

性格:まじめ。がんばりやさん。テニス部。大学に入ったら本気のテニス部に入るか、いろいろ楽しめそうなテニスサークルに入るか迷い中。

この子は、中学時代からずっとテニス部に入っている、根っからのテニス好きです。練習は厳しく月~土曜日までみっちり部活があります。これは夏の引退まで変わりません。高2の年明けくらいから文化部や、運動部でもそれほど練習の厳しくない部活の子は、そろそろ塾に行き始めているのを見て、ちょっと焦りつつも大好きなテニスに打ち込んでいます。3年に進級しても、A子さんのがんばりが功を奏したせいか、都大会まで勝ち進んでしまい、なかなか引退になりません。同級生との差は広がるばかりです。嬉しいような困るような、そんな複雑な思いを抱えていました。しかし部活があるので、塾に行く時間はありません

そこで、A子さんは通信教育で大学受験の勉強を通信教育で始めることにしました。A子さんは1日の計画表をつくりました。それによると、朝は起きて学校へ。授業が終わったら部活へ。そして家に帰ると8時。食事してからお風呂に入るまでの1時間を勉強に充てます。そのうち、30分を映像授業、30分を問題集や暗記の時間としました。時間をとれる休日はもっと勉強時間を多くした計画を立てます。試合のある日は平日プランで実施しました。A子さんはこの計画をルーチンとして、毎日続けました。

夏に引退したとき、A子さんはこの計画がすでに自分になじんできて、自然に行えるようになっていることに気づきました。何時になったらこれをやろう、何時になったらこれ、と苦痛なく動けます。これは良いと思い、夏休み後は、部活でとられていた時間は図書館で勉強する時間に置き換えて、同じ計画で勉強していきました。自分でも、どんどん力がついていくのがわかります。先を越されていた他の生徒に追い付き、追い越していけるようになりました。勉強するのがどんどん楽しくなりました。

そして3月。A子さんは無事、第一志望の大学に合格します。

塾に向くタイプ

B男くんの場合

性格:クラスのムードメーカー。明るい性格。熱しやすく冷めやすいタイプ。帰宅部。

この子はとにかく明るい子で、一緒にいて飽きません。いろんな面白いことを知っていて、友達も多いし、趣味もたくさんあります。高校生活をエンジョイしてる子の典型です。高2の年明けになると、学校の進路指導が本格化してきて、勉強を始めるクラスメイトもいましたが、B男くんは余裕でした。なにしろ帰宅部だし、時間はたっぷりあります。その気になれば勉強なんていくらでもできる、と思っていました。

高3になって、そろそろB男くんも「ちょっとやったろうかなあ」という気になります。しかし塾はかったるくて行く気になれません。通信教育は問題外(というか、存在さえ知らなかった?)。まあ、うちでヒマな時間に勉強すればいいでしょ~、と思っていました。親に頼んで、参考書や問題集を一通り揃えてもらいます。これでいつでも、スタンバイOK。

・・・と思っていましたが、どうにも上手くいきません。学校から帰って机に座っても、なかなか勉強する気になれません。気付くとスマホを取ってピコピコ、カチカチ、遊んでいます。参考書は新品同様のままです。

そして夏休み直前。これではいかん! と、さすがにB男くんも気づきます。塾に通うことにしました。スマホで塾や予備校を片っ端から調べて、良さそうなところに申し込みます。地獄の夏が始まりました。これまでほぼ受験勉強していないに等しいので、基礎からみっちり、がっちり勉強していかなければいけません。毎日塾に通って勉強しました。家に帰ると遊んでしまうので、授業がない時間も、自習室で勉強しました。家にいると遊んでしまうけれど、塾の自習室なら他の皆も一生懸命勉強しているので、なんとか続けられます。塾の授業で宿題がたっぷり出るので、それを必死でこなしました。宿題を忘れたり、授業についていけなかったりすると、先生の鋭い叱咤激励が飛ぶので、B男くんも気が抜けません。元来が前向きな子なので、ちゃんと勉強できる環境をつくって、道を示してあげれば、そこへ着実に進んでいくことができました。夏休み後、なんとか他の子に追い付きました。

そこからはB男くんの根性の見せ所です。塾の先生も最大の根性でB男くんを鍛え上げてくれます。とにかく今、目の前にある、やらなければいけないことを終わらせる。B男くんはそれだけを考えて、1年をがんばりました。

そして3月、B男くんは第一志望の大学に入学することができました。B男くんは支えてくれた塾の先生と、肩を抱き合って喜びました。

A子さんとB男くん、どちらも感動的なストーリーですが、これを見ると、どんな子が通信教育に向いているのか、どんな子が塾に向いているのか、よくわかりますね。A子さんにはB男くんみたいな勉強法は合わないし、B男くんがA子さんみたいな勉強法をしても、受験に成功することはできなかったでしょう。やはり、その子に一番合った勉強法が、最大の効果を生むということですよね。

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